病医院・クリニックの経理代行「経理の匠」

法人・個人の選択とは

事業を行うための形態には、一般的には個人事業と法人があります。基本的には、事業の規模や業種、将来的なビジョン・計画などをいろいろと考えて決定していきます。

例えばFX取引の場合には、個人として投資するのか、法人として投資するかという差異となってきます。

FXで得られた利益（差金決済で利益が出た場合）においては、基本的に個人の場合には、先物取引に係る雑所得等として、申告分離課税で所得税15％(他に地方税5％)の税率で課税されます。

一方、法人の場合には、上記の所得税ではなく、基本的に法人税に基づくことになります。法人として、他にどのような事業を進めていくかも踏まえて、総合的に検討していくことが重要です。

なお、一般論に戻りますが、個人事業と法人を比較する視点としては、手続き・コスト面、社会的責任、事業に対する責任、社会保険・労働保険、経理等の事務作業負担なども合わせて検討することが望まれます。